埼玉 埼玉の正社員・派遣社員・パート
薬剤師の転職・派遣ならお仕事ラボ

埼玉県の薬剤師人数は14,190人、平成26年時点で薬局数は2,727ヶ所と全国6位ですが、人口10万人に対しての薬局数は平成27年時点で38.1施設と全国45位と下位に位置しています。平成27年時点で全国平均施設数が45.9施設ですので、全国平均に比べ薬局数がかなり少ないといえます。
人口10万人に対する薬剤師数も196.0人と全国平均の226.7人よりも30.7人少なく 、薬剤師が不足している状況といえます。

埼玉県内には病院343件あり、都市部に多く集まっている傾向があります。大・中・小様々な規模の病院からクリニック、診療所まで幅広いので、活躍できるフィールドも多岐に渡ります。
その他、薬局2,765件、診療所4,180件があり、それら職場で働く薬剤師数は病院勤務が2,218人、薬局勤務が8,670人、診療所勤務が210人です。埼玉県で働く薬剤師14,190人のうち、15.6 ％が病院、61.1 ％が薬局、1.5 ％が診療所に勤務していおり、薬剤師の6割以上が薬局に勤務しています。

埼玉県で働く薬剤師の平均年収は全国平均の515万円よりも18.0万円低い497.0万円で、全国第29位です。また、埼玉県の病院・診療所、薬局・医療施設で働く薬剤師の平均年齢は44.1歳で、全国の平均年齢45.3歳と比較すると、やや低くなっております。

埼玉県では現在、75歳以上の人口が増加していく高齢化社会を見据え、医師、歯科医師、看護師、薬剤師ら、医療スタッフが協力し合い、在宅であっても病院のようなスムーズな連携ができるような、チーム往診で患者を支える在宅医療の充実に取り組んでいます。
在宅医療において、薬剤師の役割は在宅療養患者に薬を届けるほか、飲み残し確認、服薬支援、緩和ケアの支援といった仕事を担います。
ですが、埼玉県では薬剤師が不足している状況にあり、以前より薬剤師の数は増加していますが、県が目指す高齢化社会における在宅医療の充実の実現にはより多くの薬剤師が必要となります。
よって、埼玉県では多くの医療施設や薬局で薬剤師の求人募集を多く行っています。

参照：「平成26年（2014年）医師・歯科医師・薬剤師調査」、「賃金構造基本統計調査」、「きまって支給する現金給与額×12ヶ月＋年間賞与その他特別給与額」、「平成26年 埼玉県保健統計年報」